コーネリア・ジェームスの手袋をお探しの際、聞き慣れない言葉や言い回しに出くわすかもしれません。読者の皆さん、ご心配なく。コーネリア・ジェームスの "愛の言葉 "をお教えします。癖からポイントまで、私たちがカバーします。

ボタン(ブトン)の長さ

ボタン(フランス語で「ブトン」)の長さは、グローブの腕の部分、または袖の長さを表す単位です。伝統的に、手袋の袖はボタン式で、ボタンの間隔は約1インチでした。ボタンの長さは一般的に2ボタン(手首)から始まり、21インチ(脇の下)まで上がることがあります。

ボルトン・サム

ボルトンの親指は、多くの布製手袋に使われている通常の「丸い親指」よりも複雑なデザインで、一癖あります(下記参照)。 これにより、革や軽量でない生地で作られたグローブでも、可動性と柔軟性を高めることができます。スエード・コットンのグローブは全て親指がボルトンです。

クワーク

指の「Vee」にあるフルシェットの底の折り目に取り付けられた、三角形または菱形の小さな素材。クワークを使うことで、指にゆとりができ、動きやすくなります。現代の生地やしなやかな革では、クワークはあまり使われません。

フルシェット、「フォーク」または「フォージ

フルシェット(フランス語で「フォーク」の意)とは、指と指の間を通し、手袋の裏側と手のひら部分をつなぎ合わせる帯状の素材のことです。通常、グローブ1つにつき4つのフォーシェットがありますが、布製グローブでは手全体に1つのフォーシェットを使用するものもあります。

股下

インシーム」グローブとは、グローブを裏返したときに、縫い目がグローブの内側に隠れるように裏返しに作られたグローブのことです。これにより、コットンからシルクまで、さまざまな手袋の滑らかな外観とシャープな仕上がりが保証されます。

ムスケテール

手首の内側にある約3インチの小さな開口部。 グローブから着用者の手を簡単に取り外すことができます。手はそのままグローブの袖の中に入れて、食事や指輪の交換をすることができます。ムスケテールは、可憐なボタンやリボンで閉じられます。エレガントで多彩なタッチ。

ポイント

革やスエードの手袋の手の甲にあるV字型の縦ステッチ。この特徴は、伝統的に、重い革製グローブで手の可動性を高めるための手段でした。現在では実用的な必需品というよりも、デザイン的なディテールのひとつとなっています。

ベント

手袋の内側の手首にあるV字型の切り込み。レザーなどの厚手のグローブで、グローブを脱いだりはめたりする際に、少し余分なスペースができ、楽になります。

ウェルト

手袋の手首のラインの大まかな縁を折り返して縫い付けた薄い帯状の素材。ウェルトは標準的な裾の代わりで、素材の切り口を隠す目的もあります。